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中国のトイレ事情
今、読んでいる 「踊る中国人」という本。
・・・すごいタイトルである。
仕事柄、中国に関する本は割りと読む方だが、もともとあんまり理解力がないので、ビジネス書なんかより、こういうお国柄カルチャー系の本の方が好きだし、面白いと思う。
この本は、中国の北京に在住している(していた)日本人から見た中国の裏表のレポートで、中国に一度でも行ったことのある人なら「分かる~」と頷いてしまうものばかり。
私も何度か中国に行った時のことを思い出して、思いついたらちょっとエピソードなんかを書いてみようかと・・・(こういう連載ぽいの、ひとつくらいやってみたかった)

まず、トイレ。
いきなりトイレの話である。だって、中国といえば、まずトイレでしょう(?)。
「ドアがない」、というのは結構有名だけれど、最近の都心部ではかなりドアつきトイレは普及しているらしい。私が初めて行った10年ほど前は、ぷらぷら歩いている途中で「行きたい!」と思ったら、どこかのホテルに行かなくては、とてもじゃないが無理だったけれど。(でも、トイレットペーパーは常に芯を抜いてぺったんこにしたものを持ち歩いていた。ない時が多かったんだもの・・・)でも、そのホテルのトイレには、番人のようなおばさんが常にスタンバイして、とてもじゃないが落ち着けないのだ。ドアがあってもじーっと様子を窺っている気配が伝わってくる。で、無事?用を済ませて洗面台で手を洗おうとすると、ジャストタイミングで蛇口を捻り、手を洗い終わると、トングを使ってペーパータオルをさっと差し出してくれる。
「謝謝・・・」と言いつつ、チップを払うべきかどうか、ものすごく悩む。基本的にはいらないはずだけれど、何となく払わなくてはいけないようなプレッシャー・・・
ちなみにその時私が泊まっていたドミトリーのトイレは、一応水洗だったが、ドアがなく、仕切りのみ。10分おきに自動で水が流れる以外はほったらかし、というシロモノだったので、「きれいなトイレを使わせてくれてありがとう!」という気持ちから、チップを払わずにはいられなかったのかも。
ちなみに去年青島方面に行った時は、ガソリンスタンドでトイレを借りたのだが、重い木のドアを開けると、いきなりだっぴろい空間(10畳分くらいはあったはず)の隅に、一本の溝が・・・さすがに、無理。思わず回れ右。

それにしても、トイレに関してはあんなにオープン(というか、開けっぴろげ)なのに、何で中国の人って、皆とお風呂に入ったりするのを嫌がるのか、謎・・・。
by sivaxxxx | 2004-03-18 23:08


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