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今年の夏も。
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私の夏はやっぱりこれ。


今年はブックカバーがもらえるそうです。
帯に描かれているパンダも
さりげなくいろんなバージョンがあって結構カワイイ。
リストブックをもらってきて、
何冊読めるかチェックを入れてみるのも結構タノシイ。


いわゆる超・名作とゆーか
中学生あたりの読書感想文のスタンダードが
毎年ラインナップされていることに安心しつつ
退屈するほど時間が有り余っていて
ただただページをめくっていた「あのころ」を思い出したりするのもよし。


すでに読んでいるものだけれど
個人的にオススメしたいのは
「神様のボート」(江国香織)
「夏の庭」(湯本香樹実)
「ニシノユキヒコの恋と冒険」(川上弘美)
「ボッコちゃん」(星新一)
ああっ。挙げだすときりがないかもしれません。


・・・みたいな話を会社でしていて
たしか「智恵子抄」って本があったよねー、
という話題になったのですが。
何をどう聞き間違えたのか、
「え!塩コショウ?」
と聞き返した私。
ほんとに本好きなのかとさんざん疑われました。


新潮文庫の100冊2007ver.はコチラでリストが見られます。
自分が読んだ本をチェックできるので便利っ。
これ、自分の読書リストを
みんなに公開できたらおもしろいのに。
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by sivaxxxx | 2007-07-08 23:31 | よむ
その街の今は。

ラッシュとは無縁な通勤は楽ちんだけれど、時々オフィス街が恋しくなります。
お昼どきになるとどこからか現れるお弁当屋さんのパラソル。
お財布だけを持って「今日は何を食べよっかな」とうろうろするお昼休み。
オシャレなカフェのランチサービス。御堂筋に面したスターバックス。


思いがけず仕事が早く片付いたので、ふと思い立って、寄り道してきました。


懐かしくてつい立ち止まったのは、
前の会社に勤めていた頃にしょっちゅう訪れていた本屋さん。
主に古本を扱っているお店なのだけれど、
なんていうのかな、由緒正しき古本屋さんって感じ。
ボロボロだったりすっかり黄ばんでいたりする、
タイトルもかすれてよく読めない本が
とんでもない値段をつけられてひっそりと並んでいます。


・・・と思えば隣りの棚にはハードカバーや文庫がギッシリ。
「500円」「150円」なんて、何ともおおざっぱな値段設定で並んでいます。
そこをじっくりと1冊1冊確かめてゆくのが醍醐味なのです。


そして。掘り出し物、見つけました!


柴崎友香「その街の今は」(新潮社)。
明日1/16に発表される芥川賞の候補作のひとつで、読んでみたかったやつ!


帯に書かれた、
「わたし、昔の大阪の写真見るのが好きやねん。
その、どきどきの中毒みたいな感じやねん―。」
その言葉に、あーなんかわかる!と共感してしまう。

主人公がアルバイトしているカフェはあの辺かなあ。
道頓堀のはり重(お手軽定食しか食べたことないけど)。大丸心斎橋。戎橋。
知っている通りの名前や店や建物が出てくるたびに、頭の中に浮かぶ風景。
映画を見ていたような気持ちで、本を閉じました。


ところで、この本の中に出てきて、
登場人物たちが
「これ、めっちゃおいしい!発見やわ」
と絶賛していた梅しそ豚玉。
どこかのお好み焼き屋さんに、実在するんでしょうか?
気になるー。
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by sivaxxxx | 2007-01-16 01:09 | よむ
いくつになっても。

「30代。OL。文句ある?」
この帯の文句に思わず手にとってしまいました。
いやあのその、だって、ほら。なんとなく。ねー?(小首をかしげながら


「ガール」(奥田英朗)


******


仕事帰りに「どう?一杯?」なんていうのはオジサンの特権だと思ってた。
のれんで隠れて見えなくなっている店の中、
いったいこの向こうにはどんな風景が広がっているんだろう?と、
想像しかできなかった頃が、私にも確かにあったのに。


いつのまにか覚えてしまった、仕事終わりのビールの味。
誰かと待ち合わせして、予約してからクーポン持参で入るお店もいいけれど、
でも時々はふらっとひとりで。気分によっては手酌ビールだったり。


こんなことしてたら、「ガール」から遠ざかる一方だけど。
むしろオジサンに近づいているとか言われそうだけど。
だけどやっぱり、頑張ったあとのビールっておいしいんだよね。
頑張ったぶんだけ、おいしいんだよね。



******


頑張ってる男のヒトはかっこいい。これは確か。
でも、頑張ってる女のヒトだって、無条件にかっこいいと思うのです。
その対象が仕事でも、子育てでも。何でも。


でもね、頑張ってる女のヒトは、多分。
多分ね。
多分だけど。


たまには「かわいい」って言われたいんじゃないかなー、
・・・と思うのです。


・・・この本に出てくる女のヒトはみんなかっこよくて、かわいい!
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by sivaxxxx | 2006-02-06 22:05 | よむ
オワリナキタビ。

久々に本を読んでます。
ここ数ヶ月、ちゃんとした読書の時間ってとってなかったのですが、
その分を埋め合わせするみたいに猛烈な勢いで。
ここ数年、ちゃんとした読書記録をつけていなかったのですが、最近衰えている記憶力の
補填を兼ねて、エクセルを使って読書感想文ノートを作ってみました。
今月分の記録で9冊目に入ってます。うん、いい調子。


今日は仕事が定時で終わったので、本屋で1時間くらいうろうろとさまよっていました。
雑誌コーナーで立ち止まり、ぼーっと立ち読み。
普段買う雑誌といえば、「ダ・ヴィンチ」とか「Meets Regional」とかその辺りなのですが、
今日手にしたのはコレ、「一個人」


この雑誌はあんまり買ったことがないのですが、たまに面白い特集をやってます。
今日26日発売の2月号の特集は、『書くって楽しい?』。
表紙も二重になってて、なかなか凝ってます。
でもいちばん興味を惹かれたのは、付録のレターセット。
「一年後のあなたに宛てて、手紙を出しませんか?」
付録のレターセットに手紙を書いて指定の宛先へ送ると、1年後にちゃんと送り返して
くれるという企画。


大きな声では言えませんが(小さな声では聞こえない)、私、高校生の頃からずっと
大晦日に来年の自分に宛てて、手紙を書くという習慣を持っています。
1年後の自分への手紙。受験生の頃の手紙なんて涙モノでしたね(笑
「だいじょうぶ、ぜったい努力は実ってるから!」なんて。自分で自分を必死で励ましてるの。
ちょっと暗いですね・・・。


更に、やっぱり大きな声では言えませんが、10年ほど前に、私、自分が結婚したときに
封を切ろうと思って書いた手紙をまだ大事に大事に持っていたりするのです。
まさかこんなに長い期間保管するはめになるとは思ってもいませんでしたが(笑
もう何を書いたのか覚えてないし!


そんな私、思わずこの雑誌を買って帰ってきてしまいました。
この付録の便箋に何を書くのかはまだ決めてませんが、何だかちょっとしたタイムカプセル
みたいで、面白そうです。
できれば、今と同じように、穏やかな気分でその手紙を読み返すことができるといいな。
今の私のポジションって、正しいものだったのか。正解だったのか。
そんなことははわかんないけど。
でも間違ってないって、そう確信しながら、次の、新しい1年の扉をノックできるといいな。
色んなこともあったけど、でも幸せな1年だったなと思います。
まだ振り返るにはちょっと早いけど。


よかったら皆さんも試してみませんか?自分への手紙。
絶対楽しいですよっ。かなり照れくさいですけど。
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by sivaxxxx | 2005-12-26 22:58 | よむ
ポケットにはキャラメル。

風味絶佳


久々に山田詠美。
初期の作品は苦手なものが多くて(刺激強すぎ・・・)、どちらかと言うと食わず嫌いだった
作家です。
が、今回のタイトルの響きに惹かれて買ってみました。


表紙もなかなかオシャレなのです。
「風味絶佳」というのは、森永ミルクキャラメルの箱に書いてある言葉で、
表紙もそのキャラメルの箱の色を模した山吹色のカバーがかかっています。
背表紙も、

名   称  風味絶佳
原材料名  山田詠美、紙、のり、花布、スピン
内容量    6編

開封後は早めにお読みください。


・・・などなど。デティールにこだわりが。


初出は「文学界」2004年~2005年。
短編集で、それぞれの話にはとび職、ごみ収集員、葬儀屋といったさまざまな職業の人と、
彼らをめぐる女性が登場します。
中でも表題作「風味絶佳」に出てくる不二子おばあちゃん。70歳にしてフェロモン全開。
失恋した孫の志郎に、いつもバッグにしのばせているキャラメルの箱を投げながら、
「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」
なんてセリフ、うわ。言えない。


山田詠美の本を読むと、ちょっと鏡を見て気合いれなくちゃ、と思ってしまう。そんな感じ。


そして読み終わった私は、コンビニに寄って買っちゃうのでした。
森永ミルクキャラメル。・・・じゃなくて、ミルクキャラメルチョコレート。
今はこんなの出てるんですね。ちょっと、いや、かなり甘すぎる気もしますが。


それにしても、すーぐ感化されちゃう。
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by sivaxxxx | 2005-06-07 17:29 | よむ
不器用なひとたち。

古道具 中野商店

新刊が出ると必ず買ってしまう大好きな作家の一人が、川上弘美なのですが。
この人の最新刊「古道具・中野商店」、先週読み終わりました。
初出は雑誌「新潮」。
2000年から2005年にかけて、不定期(2004年はほぼ連載)に発表された連作のようです。


登場人物が多いので初めは何となく落ち着かないのですが、だんだんと物語の焦点が
この店でアルバイトをしている「わたし」(ヒトミ)とタケオの(年の割りに幼い)恋愛絡みに
なってきてから、ぐんとはまりました。


ぎくしゃくしながら焼き鳥屋でデート。ぎくしゃくした会話。ぎくしゃくしながらもう一軒。
川上弘美の書く「生き方の不器用な人」は本当に情けなくてじれったい。でもそこが好き。


そういえば、去年読んだ「センセイの鞄」に出てくるツキコさんも、
「ニシノユキヒコの恋と冒険」に出てくるニシノユキヒコも、
みんなどこか不器用で、でも大好きでした。


ところで。
「先生の鞄」はお芝居になるらしいですね。
音楽劇というところが妙にひっかかるのですが。



閑話休題。


今日ふらふらと映画館に行き、「ミリオンダラー・ベイビー」を見る予定が時間の都合で
「ホステージ」に変更。(適当すぎ!
ブルース・ウィリスのことをたまにブルース・ウィルスと言ってしまうのは私だけでしょうか。


で、観終わった後。
切れかけていた化粧品を買おうと思って通りかかったお店に入ったら、
「その眉毛を何とかさせて!」と店の人に懇願されました。
そんなにひどかったかなあ・・・・
私もかなりのぶきっちょです。
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by sivaxxxx | 2005-06-05 22:02 | よむ
みつけたっ。
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帰り道。探してた本をようやく書店で発見。
(『ペンギンの憂鬱』アンドレイ・クルコフ/沼野恭子・訳 新潮クレストブックス) 
これ読んでみたかったのー。
でも帰りの電車はきっと寝ちゃうと思います。
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by sivaxxxx | 2005-04-18 21:47 | よむ
芥川賞を読んでみる。
なんばの地下街を、鳩が歩いていました、びっくり・・・というほどでもなく。
たまにいるんですよね、はぐれ鳩。sivaxxxxです、コンバンワ。


「グランド・フィナーレ」読みました。
単行本じゃなく『文藝春秋』3月号を買って、通勤電車の中で読んでました。
そういえば、単行本の帯には「文学が阿部和重に追いついた」と書いてありましたが、
私はこの人の作品を一つも読んだことがないので、よく分かりません。
どんな人なのかと思って経歴を見ると、なるほど
過去3回、芥川賞の候補になりつつも落選しているのですね。


<STORY>
主人公は少女偏愛性癖者(というらしいです)の男。その性癖が原因で離婚、職も失う。
妻に引き取られたひとり娘とは会うことも叶わず、故郷に戻ってひきこもりのような生活を
している。
そんな主人公の前に現れた二人の小学生。彼女たちは、男が以前映画の制作に関わっていた
ことを知り、卒業前に行われる芸能祭で演じる芝居の指導を熱心に依頼する。
彼女たちがそこまでその芝居にこだわる目的は?


堕ちてしまった主人公が少女たちとのかかわりをきっかけに再生してゆく話・・・なのですが、
短編なのでエピソードの一つ一つが消化不良気味なのが、残念でした。
ハロウィンパーティのシーンで突然主人公の仲間が世界情勢について語り始めたり、
女友達が主人公の性癖について批判する場面もあるのですが、結局ストーリーにはあまり
絡んでこないので・・・


まだ私が「文学」に追いついていないということかも知れません。
でもあきらめが悪い私は、もうちょっとこの人の作品を読んでみようかと思います。
あ、でも気になるこんな企画もあったりで・・・


ちなみに今回(第132回)芥川賞、他の候補作は、
*石黒達昌「目を閉じるまでの短い間」
*井村恭一「不在の姉」
*白岩玄「野ブタ。をプロデュース」
*田口賢司「メロウ1983」
*中島たい子「漢方小説」
*山崎ナオコーラ「人のセックスを笑うな」
の6作品だそうです。文藝賞の2作品は読んだけど・・・・他のは知りません。
選評を読んで気になったのは、「不在の姉」かな。


そしてもっと気になるのは、大道珠貴(彼女も芥川賞作家ですね)の「傷口にはウォッカ」。
タイトルでつい。
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by sivaxxxx | 2005-02-24 01:12 | よむ
文豪と言えば。
年賀状の素材集を買っただけで、もう書き終わった気になっているsivaxxxxです、コンニチワ。


yonda?ブックチャームがようやく届きました。でも、これ微妙に使いにくい気がします。
どうせなら上の方がクリップになっていれば、ぱしっと挟んで持ち歩きやすいのに。
と言いつつ、yonda?くんのカレンダーはやはり注文してしまったのですが。


話題は唐突に変わりまして。
筒井康隆の富豪刑事が、新年からドラマになるそうです。
ここって確か、『黒革の手帳』を放送していた枠ですよね。
(一度も見ていないので適当な発言ですが)
古い原作が大当たりしたので今回も。という作戦なんでしょうか。
昨日本屋で平積みになっていたのはそういう訳だったのですね。


富豪刑事。
初めて読んだのは高校生の頃だったかと思います。
主人公の刑事が大富豪の息子という設定で、財力にものを言わせて事件を解決してゆく
はちゃめちゃぶりがかなり面白かった記憶が。
でも単なるコメディに終わらず、しっかり事件の謎が解かれてゆく短編ミステリイ集でもありました。
続編は、ないんですよね。多分。


ドラマには、筒井康隆もオリジナルの役柄で登場するそうなので、ドラマを見る方は、
そちらもぜひお楽しみに。
ところで、筒井康隆って、お札向きの顔していると思いません・・・?
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by sivaxxxx | 2004-12-13 17:07 | よむ
怪物予備軍?
週末ひたすら読書タイムにしていたおかげで、年内読書予定、第二弾も何とかクリアです。
桐野夏生、『I'm sorry , mama.』


最近読んだ彼女の小説は、「グロテスク」とか、「残虐記」とか、救いのないようなものが
多かったので、ちょっとためらいつつも。


表紙がもうインパクト大です。
めちゃくちゃに散らかった部屋に入ってゆく若い女の子の後姿の写真。
そして腰巻のコピーがまた。
「かつて女であった怪物たちへ、そして、これから怪物になる女たちへ捧ぐ衝撃の問題作!」
これにつられて買いました。
あ、別に私が怪物になるとかいう予定は、ありませんが。


娼館、通称「ヌカルミハウス」で生まれ育ったアイ子。
母親が誰かも分からない彼女は、誰からも疎まれて、心が荒れた娼婦からひどい仕打ちを受けながら育った。
アイ子の心の中の闇は、やがて彼女が施設に入所してからも、消えるどころか次第に歪み、大きくなってゆく。


自分をバカにする人間は、消してしまえばいい。
欲しいものは、奪えばいい。
人は利用するもの。
そんな意識しか持てない彼女が、次々と犯す犯罪は、行き当たりばったりにもかかわらず、
何故かなかなか発覚しない。
調子に乗って殺人を続ける彼女は、ただただ利己的で、残虐だ。


どうして彼女はこんな風に?
その理由が最後に明かされるのだけれど。


桐野夏生の硬質な文体で表現される女性って、何でこうも怖いんでしょう。
・・・やっぱり問題作かも知れません。

ちなみに彼女の公式HPはコチラです。
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by sivaxxxx | 2004-12-08 22:33 | よむ